看板の色あせは、何が褪せているのか
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褪せているのは、文字そのものではなく「色を付けた層」です。ですので、色より先に素材で決まります。
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01褪せるのは「色を付けた層」です
看板の色あせ(色褪せ)というと、色の選び方の話だと思われがちです。けれども実際に褪せているのは、素材の上に色を付けた層です。塗った膜、印刷したインク、貼ったシート。日ざしと温度を受け続けるのはこの層で、その下の金属や樹脂ではありません。
ですから色を付けていない面は、色あせが起きません。ステンレスのヘアラインや鏡面は、金属の地肌をそのまま仕上げた面です。色を付けた層が無いので、褪せる層もありません(汚れや、もらい錆といった別の変化は起こります。これは色あせとは違う話です)。
02サインアークの文字で、色を付けている所
うちでお作りする文字のうち、どこに色を付けているかを並べます(出どころ: 厚みとサイズ)。
| 面の仕上げ | 色を付けた層 | 色あせの起こり方 |
|---|---|---|
| ステンレス ヘアライン | ありません(金属の地肌) | 色あせは起きません |
| ステンレス 鏡面 | ありません(金属の地肌) | 色あせは起きません |
| 塗装(指定色) | 塗った膜 | 年月とともに色あせます |
| アクリル(乳白・カラー・印刷) | ご依頼の内容で変わります | 印刷した面は褪せます。板そのものに色が入っている場合は褪せ方が変わります |
アクリルは、色の付いた板そのものを使う場合と、印刷して色を出す場合があります。どちらになるかはご依頼の内容で変わりますので、お見積りの時に、どちらでお作りするかをお伝えします。

なおアクリル切り文字については、うちは屋外でもお受けしていますが、アクリルは日ざしと温度で伸び縮みし、塗装は年月とともに色あせます。屋外で長く使うなら、金属の切り文字のほうが安心です(出どころ: 厚みとサイズ)。
03「色あせしにくい色」を探しておられる方へ
検索でよく打たれているのは「色褪せしにくい色」「色褪せない色」です。うちからお答えできるのは、色の選び方ではなく、素材の選び方です。
色を付けた層がある限り、日ざしを受ければ変化します。いちばん確実なのは、色を付けた層を持たない面を選ぶこと——つまりステンレスのヘアラインか鏡面です。コーポレートカラーをどうしても出したい場合は、文字を金属の地肌のままにして、色は背板や壁の側で出すという分け方もあります。
「この色なら何年褪せません」という言い方は、うちではしていません。日ざしの当たり方も、当たる時間も、置かれる場所でまるで違うからです。年数を言い切れる材料を、うちは持っていません。
色を決める時の見やすさは看板の配色は、見え方の違う人がいる前提で決めるにまとめています。
塗装の色を番号で指定する時の読み方は日塗工の色票番号は、発行年記号・色相・明度・彩度の順に並ぶにまとめています。
04発注の前に決めておけること
- その面は、南向きか。1日のうち何時間、直射日光が当たるか
- 色を付けた層のある仕上げ(塗装・印刷)にするか、地肌のまま(ヘアライン・鏡面)にするか
- 色を出す場所は、文字そのものか、背板や壁か
- 光らせるか、光らせないか(チャンネル文字の種類)
- 屋外でアクリル切り文字を使う予定があるか(金属のほうが安心です)
見え方は、取り付ける場所の写真を見せていただくのがいちばん早いです。お見積りの時に、取り付ける場所の写真と方角をお送りください。
文字の高さごとの1文字の値段は、箱文字の値段の目安(1文字 税別20,000円〜)に載せています。
05よくある質問
- 色あせしにくい色はありますか?
うちからは、色ではなく素材でお答えしています。色を付けた層があれば日ざしで変化しますので、色あせを避けたい場合はステンレスのヘアラインか鏡面のように、色を付けた層を持たない仕上げをお選びください。
- 何年くらいで色あせますか?
年数は言い切れません。日ざしの当たり方も時間も、置かれる場所で変わるためです。うちが申し上げられるのは、塗装は年月とともに色あせること、ステンレスの地肌には色を付けた層が無いこと、この2つです。
出どころ
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