ステンレスの表面仕上げは、No.2B・No.4・HL・No.8で仕上げの方法が違う
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ステンレス協会の一覧は、仕上げの名前ごとに、表面の状態と仕上げの方法を示しています。
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01主な仕上げの、表面の状態と方法
ステンレス協会の「ステンレスの主な表面仕上げ」の一覧から、次の9つを抜き出しました。一覧の全体は協会の頁にあります。
| 名称 | 表面仕上げの状態 | 表面仕上げの方法 |
|---|---|---|
| No.2D | 灰色で光沢が少ない。 | 冷間圧延後、焼鈍→酸洗で仕上げたもの。 |
| No.2B | No.2D仕上げよりなめらかで、やや光沢のある仕上げ。 | No.2D材に鏡面に近いロールで軽く冷間圧延(スキンパス圧延という)をしたもの。 |
| BA | 圧延後の表面を引き継ぐが一般に光沢のある表面仕上げ。 | 冷間圧延後、光輝焼鈍(無酸化焼鈍)を行ったもの、光沢を高めるため、スキンパス圧延をすることもある。 |
| No.4 | 光沢のある細かい目の仕上げ。 | P150~P180番のベルトで研磨したもの。 |
| HL (ヘアライン) | 長く連続した研磨目を持った仕上げ。 | 通常P150~P240番の砥粒研磨ベルトで長い研磨目をつけたもの。 |
| バイブレーション | 無方向性ヘアーライン研磨仕上げ。 | 多軸水平研磨により、無方向性のヘアーライン仕上げしたもの。 |
| No.8 (鏡面) | 鏡に近い仕上げ(研磨目なし) | 最終研磨は鏡面用バフによる。 |
| エッチング | 化学処理により模様づけられた仕上げ。 | 適当な意匠図案を耐酸性の被覆材で覆い、その他の部分を腐食液(塩化第2鉄溶液)で腐食溶解したもの。 |
| 化学発色 | 数種の色調が得られ、密着性、耐摩耗性が良好。 | 化学的に発色したもので、硫酸に無水クロム酸を加えた水溶液(80~90℃)に浸漬着色後、硬膜処理をほどこす。 |
同じ一覧の「主な用途」の欄では、No.2Bは「一般用材、建材(市販品の大部分は、この仕上げ品)。」、HLは「建材の最も一般的な仕上げ。」となっています。
02建築の分野で使われている仕上げ
ステンレス協会のQ&Aは、「最近の表面仕上げ材の使用用途」の項で、「これまで、主にNo.2B、No.4、BA、HLなど目的に応じて選定され使用されていましたが、高い意匠性の要求や、機能性の必要から新しい表面仕上げが採用されています。」と書いています。建築の分野については、内・外装材として「シックで高級感が得られるバイブレーションやビーズブラストなど艶をおさえたものが指向されています。」としています。
材料の鋼種の違いはSUS304とSUS430は、成分と金属組織が違うに、立体の文字の種類はチャンネル文字(箱文字)の種類にまとめています。
サインアークの工場で金属の文字にサンドブラスト・研磨・ヘアラインをかける様子は、製作の様子の「表面の仕上げ」に写真があります。
03よくある質問
- No.4とHL(ヘアライン)は、何が違いますか?
ステンレス協会の一覧では、No.4は「光沢のある細かい目の仕上げ。」、HLは「長く連続した研磨目を持った仕上げ。」です。どちらもベルトでの研磨で、HLは通常、砥粒研磨ベルトで長い研磨目をつけたものとされています。
- 鏡面の仕上げは、どの名前ですか?
一覧では「No.8 (鏡面)」で、「鏡に近い仕上げ(研磨目なし)」です。一覧でNo.8の一つ前の行にある「No.7」は「高度の反射率を持つ準鏡面仕上げ(研磨目あり)」とされています。
出どころ
- ステンレス協会「ステンレスの主な表面仕上げ」(2026-09-24 確認)
- ステンレス協会「ステンレスの表面仕上げの種類について」(2026-09-24 確認)
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