ステンレスの溶接の変色部は、機械的に除去するか酸洗で除去する方法が推奨されている
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溶接の後の変色部は、除去する方法が推奨されています。
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01溶接の後の変色部
ステンレス協会のQ&Aは、「溶接部にスケールが形成されると不動態皮膜が出来ず耐食性が低下するため溶接時のガスシールが重要です。」と書いています。
溶接の後については、「溶接後は酸化皮膜からなる変色部をペーパーやブラシで機械的に除去するか酸洗除去する方法が推奨されます。」としています。続けて、「このための取り扱いの容易なペースト状洗浄剤も市販されています。」とあります。
02溶接方法と、推奨される板厚
同じQ&Aは、ステンレスには「さまざまな溶接方法の適用が可能」だとしたうえで、「代表的なアーク溶接方法と推奨適用板厚範囲」を表1にしています。「表1 溶接方法と推奨適用板厚範囲」は、次のとおりです。記号は「適する ◎ > 〇 > △」です。
| 溶接方法 | 適用板厚 mm | SUS304 | SUS430 | 主用途 |
|---|---|---|---|---|
| TIG溶接 | 0.5~3 | ◎ | 〇 | 薄板突き合わせ、隅肉、小径管 |
| MIG溶接 | 3~ | ◎ | △ | 厚板突き合わせ、隅肉、大径管 |
| サブマージアーク溶接 | 6~ | ◎ | △ | 厚板突き合わせ、隅肉、大板直線 |
| 被覆アーク溶接 | 0.8~ | ◎ | △ | 厚板突き合わせ、隅肉、大径管 |
SUS304とSUS430の成分と金属組織の違いはSUS304とSUS430は、成分と金属組織が違うにまとめています。
03鋼種ごとに、協会が挙げる注意
オーステナイト系については、「SUS304に代表されるオーステナイト系ステンレスでは、550~850℃の温度域においてクロムが結晶粒界で炭化物を形成し耐食性が減少する場合があります。」としています。「使用される環境で腐食が問題となる場合は、低CでTi,Nb等の添加した鋼種への素材変更も必要になります。」ともあります。
フェライト系については、高純度フェライト系ステンレスの溶接では「耐食性確保のためC,N,Oの汚染防止が最も重要です。」としています。「また溶接熱影響部で組織粗大化すると低温靭性が大きく低下するため入熱制限等の注意も必要です。」ともあります。
マルテンサイト系は「一般的には溶接には適していません。」とされ、「この場合、適切な予熱・パス間温度管理が必要となります。」とあります。
協会は、「溶接に関する代表的な特徴のみを以下に記述しますが、鋼種別の詳細については専門書を参考にしてください。」とも書いています。表面の仕上げの名前はステンレスの表面仕上げは、No.2B・No.4・HL・No.8で仕上げの方法が違うにあります。
プレス加工と曲げ加工で起きる不具合については「ステンレスのプレス加工で起きる不具合は、プレスの条件と密接に関連している」にまとめています。
04よくある質問
- ステンレスの溶接焼けは、どう取りますか?
ステンレス協会のQ&Aは、溶接後の酸化皮膜からなる変色部を、ペーパーやブラシで機械的に除去するか、酸洗除去する方法を推奨しています。取り扱いの容易なペースト状洗浄剤も市販されているとしています。
- 溶接部にスケールができると、何が起きますか?
同じQ&Aは、「溶接部にスケールが形成されると不動態皮膜が出来ず耐食性が低下するため溶接時のガスシールが重要です。」としています。
出どころ
- ステンレス協会「ステンレス溶接の施工方法とその後の手入れについて」(2026-09-24 確認)
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