ポリカーボネート板は紫外線で黄変する。耐候グレードの作り方はメーカーで書き方が違う
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同じポリカーボネートでも、屋外用には耐候グレードがあります。
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01紫外線による黄変と、耐候グレード
タキロンシーアイの「総合技術資料」(2021年5月改訂版)は、「ポリカーボネート樹脂は紫外線により分子構造が変化し黄変劣化します。」と書いています。続けて、「ポリカーボネートプレートの表面に耐候層を設けた耐候グレードは、黄変劣化が抑制され長期間屋外使用に耐えうる性能を有しています。」としています。
耐候層のつくり方は、2021年5月改訂版の資料で、「現在は耐候層として、耐候剤を添加したポリカーボネート樹脂を積層する方法が主流となっています。」とあります。同じ資料には、屋外暴露試験と促進試験の結果がグラフで載っていて、促進試験には「※照射時間500 時間が屋外暴露試験の1 年相当」と注があります。
帝人の「パンライト®」の頁は、耐候グレードを「紫外線吸収剤を添加し、耐候性に優れたグレードです」と説明しています。
02メーカーで書き方が違う数字
- アクリルと比べた衝撃の強さ:タキロンシーアイの資料は「衝撃強度はアクリルの約40 倍、硬質塩化ビニルの約20 倍」、帝人の頁は、一般グレードの特徴として「ガラスの約250倍、アクリルの約30倍の衝撃強度」としています。
- 線膨張係数:タキロンシーアイの資料は「線膨張率は結晶性や配向によって異なるが、ポリカーボネートの線膨張係数は6.5 × 10 -5℃ -1 です。」、帝人の物性表は「7」(×10 -5 /℃)です。帝人の物性表には「上記数値は代表値であり」と注があります。
どちらも、それぞれの会社の資料に書かれた数字です。比べる時は、どの資料の数字かを揃えます。
03曲げと、金属との伸び縮みの差
タキロンシーアイの資料は、「ポリカーボネートプレートは加工に制限がある品種があります。」としたうえで、資料の表で冷間加工ができる品番について、「常温でアーチ型に曲げ加工する場合、目安として上表冷間加工可能品番では板厚の180 倍以上の曲率半径をもたせてください。」としています。アクリル板の強制曲げの目安は、クラレの注型板と押出板は、作り方と分子量が違うに載せています。
伸び縮みについては、「金属材料に比べると4 〜5 倍の値ですから、高温度差雰囲気で金属材料と組み合わせて使用する場合は設計上の注意が必要です。」とあります。アクリルの伸び縮みと割れはアクリル看板の割れと、伸び縮みにまとめています。
04よくある質問
- ポリカーボネート板は、屋外で黄色くなりますか?
タキロンシーアイの総合技術資料は、ポリカーボネート樹脂は紫外線により分子構造が変化し黄変劣化するとしています。表面に耐候層を設けた耐候グレードは、黄変劣化が抑制されるとしています。
- ポリカーボネートとアクリルは、衝撃の強さがどれくらい違いますか?
タキロンシーアイの資料は「アクリルの約40 倍」、帝人の頁は一般グレードの特徴として「アクリルの約30倍」としています。資料によって数字が違います。
出どころ
- タキロンシーアイ ポリカーボネートプレート「総合技術資料」(2021年5月改訂版)(2026-09-24 確認)
- 帝人「ポリカーボネート樹脂「パンライト®」シート・フィルム」一般グレード(2026-09-24 確認)
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