看板建築とは、正面を一枚の看板のように飾った商店
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建物の正面そのものが、看板のように作られています。
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01看板建築とは
千代田区の文化財サイト(令和元年度の活動の頁・2022年10月更新)は、「看板建築とは、現江戸東京博物館館長の藤森照信氏が名付けた、関東大震災後に建てられた住居併用型の木造商店建築群のことです。」と書いています。特徴として、次の3つを挙げています。
- 「区画整理で制限されたため間口が狭く、奥行きがある。」
- 「立て板状のファサードと呼ばれる建物前面を銅板やモルタル、タイルなどの不燃性の材質で覆い、まるで一枚の看板のように装飾している。」「銅板の場合は、亀甲や青海波など江戸趣味の様々な意匠を凝らす。」
- 「3階建ての木造建築は禁止されたため、マンサールと呼ばれる傾斜した屋根裏を3階部分にした構造となっている。」
江戸東京たてもの園は、平成30年の「看板建築展」で、1923年(大正12)9月1日の関東大震災の後、「真っ平らな表面に銅板やタイルなどが張られた、木造の商店建築が数多く建てられました。これが「看板建築」です。」と説明しています。
02江戸東京たてもの園で見られる看板建築
江戸東京たてもの園は、平成30年の看板建築展の頁で、「東京の歴史を物語る重要な建物として積極的に看板建築の収蔵を進め、現在6棟を移築・復元し保存・公開しています。」と書いています。東ゾーンの紹介で〈看板建築〉と書かれている建物は、次のとおりです。
| 建物 | 建築年代 | 旧所在地 | たてもの園の説明 |
|---|---|---|---|
| 武居三省堂(文具店) | 1927年(昭和2) | 千代田区神田須田町一丁目 | 前面がタイル貼りになっていて屋根の形にも特徴がある |
| 花市生花店 | 1927年(昭和2) | 千代田区神田淡路町一丁目 | 建物の前面は花屋らしくデザインされている |
| 植村邸 | 1927年(昭和2) | 中央区新富二丁目 | 前面を銅板で覆ったその姿は、〈看板建築〉の特徴をよくあらわしている |
同じ東ゾーンの丸二商店(荒物屋)は、「小さい銅板片を巧みに組み合わせて模様をかたち作り、建物の正面を飾っているのが特徴です。」と紹介されています。
03店の正面を、看板として考える
看板建築は、建物の正面そのものを看板のように仕立てた商店です。今の店の正面と看板の関係は、ファサード看板は、建物の正面と一緒に考えるに、千代田区の景観ガイドラインから書いています。壁に付ける看板の決まりは壁面看板とはにまとめています。
04よくある質問
- 「看板建築」は、誰が名付けたのですか?
千代田区の文化財サイトは、藤森照信氏が名付けたと書いています。
- 看板建築は、何階建てですか?
千代田区の文化財サイトは、3階建ての木造建築は禁止されたため、マンサールと呼ばれる傾斜した屋根裏を3階部分にした構造になっていると書いています。当時の「建築警察」の係官の指導で、3階ではなく屋根裏部屋と称して建てたことによる、としています。
出どころ
- 江戸東京たてもの園「看板建築展」(2026-09-24 確認)
- 江戸東京たてもの園「東ゾーン|復元建造物の紹介」(2026-09-24 確認)
- 千代田区文化財サイト「看板建築」(2026-09-24 確認)
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